三原じゅん子こども相、冒頭発言&質疑応答「約30秒」会見 これは異例?過去3か月分を振り返ってみた

   自民党・三原じゅん子こども政策担当相が2025年10月17日の閣議後に行った記者会見がSNS上で注目を集めている。三原氏が「私からご報告は特にございません」と発言し、質疑応答でも質問が出ず、そのまま終了した。

  • 子ども家庭庁公式YouTubeチャンネルより(25年10月17日の会見)
    子ども家庭庁公式YouTubeチャンネルより(25年10月17日の会見)
  • 子ども家庭庁公式YouTubeチャンネルより(25年9月2日の会見)
    子ども家庭庁公式YouTubeチャンネルより(25年9月2日の会見)
  • 子ども家庭庁公式YouTubeチャンネルより(25年10月17日の会見)
  • 子ども家庭庁公式YouTubeチャンネルより(25年9月2日の会見)

こども家庭庁のYouTubeチャンネルの会見を比較

   この会見の様子は、こども家庭庁の公式サイトでもYouTube動画で公開されている。三原氏が演台に立つと、幹事社の記者が「ただいまから三原大臣閣議後会見を始めます」とアナウンスし、「それでは冒頭、大臣からお願いします」と促した。

   三原氏は「皆さん、おはようございます」と頭を下げながらあいさつし、「冒頭、私からご報告は特にございません」とコメントした。

   これを受け、幹事社の記者は、「それでは質疑に移ります。ご所属お名前に続いてご質問をお願いします。いかがでしょうか」と述べた。会場から質問が出なかったため、「ないようですので、会見を終わります。ありがとうございました」と締めくくった。

   三原氏も「ありがとうございます」と応じて演台から去った。この間、約30秒だった。

   こども家庭庁の公式サイトでは、現時点で、この会見を含め25年10月中の会見が5本公開されている。いずれも三原氏の冒頭発言はなかった。質疑応答では、東京・九段北の靖国神社で行われた秋季例大祭に関する質問や、性的指向・ジェンダーアイデンティティ理解増進経費に関する質問、10月4日投開票の自民党総裁選に関する質問が出ていた。

9月も8回中3回が「冒頭発言なし」

   25年9月中の会見は8本公開されている。3本以外では、三原氏は冒頭で報告を行っている。質疑応答では、障害者差別に関する相談窓口「つなぐ窓口」や、石破茂首相の辞任表明に対する受け止めなどの質問が行われていた。

   また25年8月以前の動画では、三原氏はおおむね冒頭発言を行っている。質疑応答に関しては、一部の会見で質問が行われない場合も見られたが、こちらも基本的には記者の質問が出ていた。

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