プロ野球ロッテの元投手で経営学者の小林至氏(57)が、2025年10月19日にユーチューブを更新し、プロ野球クライマックスシリーズ(CS)の是非を独自の視点で検証した。
今季は阪神、ソフトバンクが日本シリーズで対戦
CSは、レギュラーシーズンで上位3位に入ったセ・パ両リーグのチームが、日本シリーズ進出をかけて争うトーナメントだ。
リーグ2位と3位のチームが3試合制で対戦するファーストステージは、2位の本拠地で行われ、先に2勝を挙げたチームがファイナルステージに進出する。
ファイナルステージは、リーグ1位のチームの本拠地で、6試合制で行われる。リーグ1位のチームにはアドバンテージとして1勝が与えられ、この1勝を含め先に4勝を挙げたチームが日本シリーズに進出する。
今シーズンは、セ・パそれぞれリーグ優勝を果たした阪神とソフトバンクが、CSを勝ち抜き日本シリーズ進出を決めている。
CSの導入以降、インターネット上で野球ファンからCSの意義を問う声が上がり続けている。
なかでも10ゲーム以上の大差をつけて優勝した場合、CSを行うべきか否か、またはアドバンテージなどに関するルール改定の必要性を訴える声が上がる。今シーズン、セ・リーグでは阪神が、2位DeNAに13ゲーム差をつけて優勝したため、CS開催を疑問視する意見も見られた。
果たしてCSは今後も必要なのか。ルールの改定はするべきなのか。ソフトバンク時代に、フロントとして球団経営に携わった小林氏は、球団側の視点からCSの必要性を独自検証した。