元衆院議員の山尾志桜里氏が2025年10月21日、女性首相をめぐる持論をXに投稿し、ネットの注目を集めている。「女性初の総理の座を掴み取った高市さん。これはやはり偉業!」山尾氏は、同日に行われた衆院本会議の首相指名選挙で、高市早苗氏が第104代首相に選出されたことを受け、「女性をアピールせず、政策勝負でサバイブし、だからこそ女性初の総理の座を掴み取った高市さん。これはやはり偉業!」と称賛した。その上で、立憲民主党の蓮舫参院議員が同日、Xで「女性首相誕生が現実味を帯びています。形式ではなく、中身で『多様性』を示せるかが問われます」とつづっていたことに反応した。蓮舫氏は「女性議員の存在は、社会の鏡。誰もが声を上げられる政治を『前提』に。私は声をあげ続ける」などとしていた。山尾氏は蓮舫氏の投稿について、「その高市総理に対し、『中身で「多様性」を示せるか』と問う蓮舫さん。しかし、女性総理だからといって多様性重視の政治を勝手に期待するのは、属性差別では」と疑問を呈した。その上で、「性別関係なく一国の総理には、国民の多様性と国家としての一体性のバランス、難しい舵取りに汗をかいてほしい。保守を背負う高市総理だからこそ、自陣を説得し実現できる中道リベラルな政策もあると思う。期待します」としている。「性別は関係ないのが本来」「差別が含まれていませんか?」山尾氏の投稿には、「その通り。男性には求めないことを女性だからと求めるのはバイアス。性別は関係ないのが本来」「仮に高市さんが男性でも総理になっていた。たまたま女性だっただけですよね。だからこそ多くの女性は彼女に惹かれるのだと思います」など、共感の声が上がった。一方で、「女性をアピールせず、政策勝負でサバイブしたのがすごいと言ってる時点で、女性は本来、色気を使うものという差別が含まれていませんか?」「わざわざ『女性なのに女性をアピールせず』みたいな枕詞をつけてる時点で、評価の根っこに性別っていうフィルターがかかってる証拠ですよね」との指摘もある。
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