プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年10月21日にユーチューブを更新し、巨人のドラフト1位を独自予想した。プロ野球ドラフト会議は23日に行われる。「社会人は1発勝負で精神も鍛えられている」25年度ドラフトの目玉は、大学生No.1スラッガーの創価大・立石正広内野手(4年)だ。パンチ力のある長打が魅力の野手で、複数の内野のポジションをこなせるユーティリティープレイヤーでもある。すでに複数の球団が、立石のドラフト1位指名を公表しているなか、巨人も立石を1位で指名するのか。それとも、課題の投手を補強するのか。G党の注目が集まる中、高木氏は「巨人は即戦力で投げられるピッチャーがほしいと思う」とし、社会人ナンバーワン左腕、竹丸和幸投手(23)の名を挙げた。高木氏は「高校生でも、ものすごく素晴らしいピッチャーがいるが、社会人の竹丸に行くのではないかと思う」と指摘し、巨人の現状を次のように解説した。「今年の先発陣を見ると、最初は揃っていたようだが......。社会人は結構、(トーナメントの)1発勝負で精神も鍛えられている。その中で、いいピッチャーといわれる竹丸に行くのではないかと。サードもほしいよ。岡本(和真)がどうなるか分からないし。サードもほしいが、今年の場合は、先発ができるピッチャーを取るしかないだろう」「岡本の穴を埋めるだけなら立石で行く」高木氏が指摘するように、岡本和真内野手(29)が今オフ、ポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦する可能性がある。一方で、スポーツ紙の報道によると、現時点で岡本の米国行きは不透明だという。このような状況を考慮し、高木氏は「岡本の穴だけを埋めさせてくれというのだったら、立石で行く。でも、どちらかというと、確実に取れる方を選ぶ。これは外せないから」と指摘した。そして、竹丸を競合で外した場合、外れ1位候補に花園大・藤原聡大投手(4年)の名を挙げた。スポーツ紙によると、滋賀・水口高校出身の藤原は、高校3年の春に内野手から本格的に投手に転向した右腕で、最速156キロだという。毎年、さまざまなドラマがうまれるドラフト会議。25年度はどのような展開が待ち受けるのか。注目が集まる。
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