京都市長も反応「名誉回復や場合によっては補償などのあり方」考えるべき
京都市の松井孝治市長も22日にXで、この件について「Grok(XのAI)の要約機能の誤編集によるものと思われ、通報後削除されています」と説明。「AI時代の光と影の影の部分に巻き込まれたような一日でありました」と明かした。
続けて、AI要約の問題点を次のように指摘した。
「自治体としても困惑を極めましたが、例えば個人や自営業者の方が、そのプライバシーやご商売に関して誤情報が編集、流布された場合、場合によっては取り返しのつかないことにもなりかねません。どなたかの悪意で生じた誤編集ではないと思われるだけに、なかなか困難な問題です」
「ある種の事故が発生してしまった場合の、名誉回復や場合によっては補償などのあり方は、社会全体で考えて行くべきことなのかもしれません」と述べ。「今回の件で我々がXについて削除以上の何かのアクションを求めているわけではありませんが」と補足した。
なお、Xの「本日のニュース」の下部には、次のような注意書きが記載されている。
「このストーリーは、Xのポストの要約であり、時間の経過とともに新しくなります。Grokは間違えることがあるため、アウトプットが事実かどうかを確認してください」
この度、インターネット上で、「京都市、単純ミスも処分対象に厳格化 隠蔽懸念の声相次ぐ」とする情報が流れましたが、このニュースは誤りであり、京都市においてこのような発表はしておりません。
— 【公式】京都市情報館 (@kyotocitykoho) October 21, 2025
昨日、下記の注意喚起をさせていただきました。
— Koji Matsui 松井孝治 (@matsuikoji) October 21, 2025
Grok(XのAI)の要約機能の誤編集によるものと思われ、通報後削除されていますが、AI時代の光と影の影の部分に巻き込まれたような一日でありました。… https://t.co/uzWMewddxg