自民党の三原じゅん子・前こども政策担当相が2025年10月21日、自身の後任となった黄川田仁志衆院議員へのエールをXに投稿し、波紋を広げている。
「私の後任には高市総理の最側近である黄川田氏!」
黄川田氏は同日発足した高市早苗新内閣のもとで、内閣府特命担当大臣に任命された。
黄川田氏は自らのXでも、「高市総理から、先ほど、内閣府特命担当大臣を仰せつかりました。報道では、こども政策担当や地方創生担当、沖縄北方担当などと報道されているようですが、それら全てです」と報告。「担当する分野がかなり多く初めは驚きましたが、全身全霊で取り組んで参ります」と決意をつづっている。
三原氏は黄川田氏の内閣府特命担当大臣への就任を受け、「私の後任(こども家庭庁)には高市総理の最側近である黄川田氏!」と投稿した。
「さすが高市総理。こども家庭庁の重要性をご理解頂いていたと確信しました!」とし、黄川田氏に向け「頑張れ」とつづっている。
SNSでは三原氏の投稿について、「ほんと、こんな子供じみた事をする人がこども家庭庁の大臣で、税金を湯水のように使って何の成果も上げなかったって、罰則が欲しいレベル。『再側近』『頑張れ。』ってワードいる? 同じ自民党ならきちんとサポートし合ってくださいよ。変な派閥政治やらずに」「すごく幼稚でびっくりした ご自身で発信されるのはやめた方がよろしいのではないでしょうか」など、疑問の声が上がった。
「頑張れって言える立場でもない」
三原氏をめぐっては、17日の閣議後に行った記者会見でも、会見冒頭で「私からご報告は特にございません」と発言し、質疑応答でも質問が出ず、そのまま終了したとして困惑の声が上がっていた。
石破茂前首相の退陣に伴う内閣総辞職を受けて行われた21日の記者会見では、約1年間の総括を報告。
「現場主義というのをモットーに、子ども、若者、そして、子育て当事者の方々の声を聞くこと。これを大切にしながら、『こどもまんなか』社会の実現に向けて、全力で取り組むとともに、こども未来戦略 『加速化プラン』の着実な実施に務めてまいりました」などと語っていた。
しかし、SNSではこうした対応についても不十分だとする声も相次ぐ。
「一体あなたは今まで何やってきたのさ。報告すらまともに出来ないなんて国民のこと馬鹿にしてるとしか思えんよ。頑張れって言える立場でもないのよ」
「なんで議員の人たちは結果で評価されないんだろう? 一般的な会社だと、やったことよりもその結果で評価されますよね」
なお、三原氏の後任となった黄川田氏は、高市氏が9月19日に行った自民党総裁選の立候補表明会見で、記者を指名する際に「顔が濃い方」などと発言し、23日にXで謝罪していた。
私の後任(こども家庭庁)には高市総理の最側近である黄川田氏!
— 三原じゅん子 (@miharajunco) October 21, 2025
さすが高市総理。
こども家庭庁の重要性をご理解頂いていたと確信しました!
頑張れ。