韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年10月24日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する韓国出身キム・ヘソン内野手(26)の特集記事を組み、25日に開幕するワールドシリーズ(WS)ロースター(出場選手登録枠)入りを切望した。キムのポストシーズン出場はわずか1試合だけチームは、ナ・リーグ中地区1位ミルウォーキー・ブリュワーズとのリーグ優勝決定シリーズを4連勝で制し、ワールドシリーズ進出を決めた。注目のワールドシリーズは、25日(日本時間)に、ア・リーグの覇者トロント・ブルージェイズの本拠地ロジャース・センターで開幕する。ドジャース公式インスタグラムによると、大谷翔平選手(31)をはじめとするチームの主力が、23日にカナダ・トロントに出発した。公式アカウントが公開した写真には、キムが専用機に乗り込む姿があり、チームに帯同したとみられる。キムは、ポストシーズンすべてのシリーズでロースター入りしているが、出場したのはわずか1試合だけだ。10日に行われたフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第4戦で、延長11回に代走として出場。2死満塁から3塁走者のキムは、劇的なサヨナラのホームを踏んだ。リーグ優勝決定シリーズに続き、ワールドシリーズでも代走、守備固め要員としてのロースター入りが期待されるキム。「スポーツ朝鮮」は、キムのロースター入りを切に願っている。同メディアは、レギュラーシーズンでキムのスタメン出場にこだわりをみせていたが、ワールドシリーズは特別なようだ。「キムは今回のWSでも明確な役割を付与されたと見られる」記事では「スタメンでなくても構わない。ベンチで『応援団長』の役割だけを果たしても問題ない。役割が何であれ、『夢の舞台』である大リーグ・ワールドシリーズの舞台に立つことさえできればいい」と訴えた。そして、公式Xでキムがトロント行きの専用機に大谷らとともに乗り込んだ事実に言及し、ロースター入りに期待を寄せた。「キム・ヘソンは、明るい表情で大谷翔平らチームメイトと共に専用機に搭乗した。これはキム・ヘソンがワールドシリーズのロースターに残留することを示唆している。もちろん確定したわけではない。現地でトレーニングパートナーだけを務めて戻る可能性もゼロではない。しかし、現在のチームの雰囲気や、ロバーツ監督の選手起用を考慮すると、キム・ヘソンは今回のワールドシリーズでも明確な役割を付与されたと見られる」今シーズン、韓国出身大リーガーがポストシーズンに出場したのは、キムだけだ。それだけに、地元メディアの期待は非常に大きい。同メディアによると、過去、ワールドシリーズに出場した韓国出身大リーガーは4人で、キムが出場を果たせば5人目の快挙になるという。25日の開幕戦では、ドジャースはエース、ブレーク・スネル投手(32)が先発のマウンドに上がる。山本由伸投手(27)は、26日の第2戦で先発する。試合はいずれも敵地ロジャース・センターで行われる。
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