「ボテボテの当たりでも石ころをはじく力」
それを裏付ける話として、一茂さんが小学生の時に父から聞いたエピソードを紹介する。ミスターが「自分の全身全霊をもって打った打球ならばボテボテの当たりでも石ころをはじいてヒットにする」と話したという。
司会の羽鳥慎一アナは「(言葉の)重みがすごい。全然違う、重みが」と感心しきり。一茂さんは「違う?じゃあその話を先にすればよかった」と返し、スタジオも笑いに包まれた。神奈川の県立高校野球部で青春を燃やした羽鳥アナも、新たなミスターの名言に触れ「気持ちがすごい大事ということですね」と興奮気味。一茂さんも「気持ちがあれば石ころはじいてヒットにするんだよ野球は、ということを小学校の時に聞いてまさしくその論理と同じことを申し上げた」と結んだ。大谷もさすがだという話である。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)