「カシメロの力は絶対に落ちている」
カシメロは、ライトフライ級、フライ級、バンタム級を制した元世界王者で、バンタム級王者時代、井上尚弥(大橋、32)との対戦が内定していた。ところが、コロナウイルスの感染拡大の影響で試合が延期となり、結局、試合は中止となった。
21年8月の世界王座防衛戦を最後に、世界タイトルマッチから遠ざかっている。試合数も減っており、亀田戦が25年度の初戦となる。
このような背景もあり、畑山氏は「(カシメロの)力は絶対に落ちていると思う。これ、亀田チャンスがあるんじゃないの?確かに(カシメロの)パワーは魅力。だけど練習をしっかりやっているかどうか。(減量は)ほぼないんじゃないですか?(体重を)落とさないでいいとなると、練習量が減る」と分析した。
そして、世界の強豪相手の試合が続く亀田を「大したもの」と評し、こう続けた。
「(勝負は)カシメロ次第。カシメロが全盛期の力を維持していれば、(亀田は)ちょっと厳しいと思うが、絶対に(力は)落ちていると思う。(練習を)しっかりやっていれば別だけど。(試合が)長引けば長引くほどスタミナの不安がある。亀田は前半だけしのげば、後半にチャンスがあると踏んでいる」
25年はまだ勝利のない亀田。異国の地で元世界王者を倒すことができるのか。亀田のパフォーマンスに注目が集まる。