大リーグのロサンゼルス・ドジャースでプレーした野茂英雄氏(57)が2025年10月28日(日本時間)、ドジャー・スタジアムで行われたワールドシリーズ(WS)第3戦(ドジャース対ブルージェイズ)の始球式に登板した。
「やっぱり野茂英雄にはドジャーブルーが似合う」
野茂氏はドジャース時代の背番号「16」のユニホームを着用して登場。捕手は、ドジャースの山本由伸投手(27)が務めた。
ドジャー・スタジアムに返ってきたヒーローに、スタンドに詰めかけたファンから大声援が送られた。
野茂氏はマウンド手前から、山本のミットめがけてノーバウンド投球。トレードマークのトルネード投法を披露することはなかったが、久々の野茂氏の投球にスタンドは大いに沸いた。
野茂氏の始球式の動画が、MLB公式Xで配信されると、日本の野球ファンは感動に包まれた。
Xでは「ヒデ〜〜オ の歌が響き渡ったのが懐かしい」「トルネード投法、やってほしかったな!」「良い年の取り方をしてる。素晴らしい」「捕手役に山本由伸投手! トルネード投法は披露しませんでしたが盛り上がりましたね!」「やっぱり野茂英雄にはドジャーブルーが似合う」「レジェンドの風格は流石」「わくわくしたー 嬉しそうなキャッチャー由伸くん」「野茂さんの始球式、胸が熱くなる瞬間でしたね」「日本人メジャーの道を切り拓いたレジェンドが再びマウンドに立つなんて感動もの」などの声が寄せられた。
96年にはノーヒットノーラン達成
野茂氏は、社会人野球の新日本製鐵堺から1989年ドラフト1位で近鉄バファローズに入団。近鉄では5年間プレーし、4度の最多勝タイトルを獲得した。
95年にドジャースに移籍し、1年目に13勝を挙げた。野茂氏はトルネード投法と呼ばれる独特な投球フォームで人気を博した。
2年目の96年には自己最多となる16勝をマーク。同年9月のコロラド・ロッキーズ戦で、日本人大リーガーとして初となるノーヒットノーランを達成した。
大リーグでは計8球団でプレーし、通算123勝を記録した。日米通算201勝。
Hideo Nomo threw out the first pitch to Yoshinobu Yamamoto ahead of #WorldSeries Game 3! pic.twitter.com/Gw8fKLRXom
— MLB (@MLB) October 28, 2025