吉本興業所属のお笑い芸人4名による人気YouTubeチャンネル「ガーリィレコードチャンネル」が2025年10月28日に公開した動画で、実施中だったクラウドファンディングの中止を発表した。支援金でビジョン広告の掲載などを行うと説明「ガーリィレコードチャンネル」は、お笑いコンビ・ガーリィレコードの高井佳佑さんとフェニックスさん、お笑い芸人の秋山太郎さん、雨野宮将明さんによるYouTubeチャンネルで、登録者数は112万人を数える。同チャンネルでは、10月9日より「ガーリィレコードチャンネルが『赤羽の顔』になるまで」と題したクラウドファンディングのプロジェクトを開始。24日公開の動画では、長年活動拠点としている東京・赤羽を盛り上げる目的でプロジェクトを立ち上げたとし、集めた支援金を利用して赤羽でのビジョン広告掲載や自分たちの銅像の設置、フェスの開催などを考えていると説明していた。ところが、コメント欄には「これ応援するのは盲目だけでしょ...」「本当に盛り上げたいのは赤羽じゃなくて『自分たち』だろ?」「赤羽をダシにして自分たちが金儲けしたいだけとしか思えないな」「自分たちのやりたいことの第一歩に自費で1人25万も出せないような金銭事情なら顔とか言ってる場合じゃなくねもっと働いたほうがいいよ」といった辛辣な意見が相次いだ。4人全員で中止を発表し、ファンへ謝罪「クラウドファンディング中止します」と題した動画では、ガーリィレコードチャンネルの4名をはじめ、マネージャー、スタッフ陣がこうしたファンからの意見を考慮し、何度も協議を重ねた結果、クラウドファンディングを中止する判断に至ったと発表した。フェニックスさんは、コメントで「その方法で合っているのか」「クラファンでお金を募る前に自分たちでできることがあるのではないか」といった声が寄せられたとした上で「目が覚めたというか。その通りだなと思いました」と話した。今回のクラウドファンディングは、目標額に未達だった場合や中止だった場合に支援者に請求が発生しない「オールオアナッシング」形式とのこと。なお、赤羽を盛り上げたい気持ちは変わらないため、今後は地元飲食店協力のもとオフ会を開催するなど、地道な日々の活動で地域振興に繋げていきたいとも述べた。加えて、プロジェクトは中止になったものの、既に支援してくれた人へはメッセージ動画を順次送付するとも説明した。そして高井さんは「改めてこの度は皆様にたくさんのご心配、ご迷惑をおかけしてしまって本当に申し訳ございませんでした」謝罪し、4人全員で頭を下げていた。
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