京王電鉄、乗客に不安を感じさせる仮装での乗車を控えるよう呼びかけ ハロウィーン当日は警備も強化

   東京西部で京王線・井の頭線を運行する京王電鉄が、2025年10月31日のハロウィーンに向け、ほかの乗客に不安を感じさせる仮装での乗車を控えるように呼びかける張り紙を掲出している。

  • 京王電鉄の井の頭線
    京王電鉄の井の頭線
  • 京王電鉄の井の頭線

「ハロウィンの仮装に関し不安に思われるお客さまがいらっしゃる」

   同社広報部によれば、この張り紙は10月27日から31日のあいだに一部の駅で掲示している。「ハロウィーンの仮装に関し不安に思われるお客さまがいらっしゃるため」だと取材に説明している。

   ハロウィーン当日の31日には、京王電鉄は警察と連携した警備を実施する。その具体的な内容については、警備上の理由から回答を差し控えるとしている。

   2025年10月下旬、張り紙の内容がSNS上で注目を集め、4年前の21年10月31日に発生した京王線殺傷事件に言及する声も多かった。

   この事件は午後8時ごろ、新宿行きの特急電車の中で発生した。映画「ジョーカー」の主人公のような仮装をした服部恭太被告が走行中に、乗客の胸を刃物で刺したほか、ライター用のオイルを巻いて放火し、近くの乗客を殺害しようとしたと報じられている。

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