「政治家ともあろうものが...」「あの頃を忘れたのですか?」 橋下徹氏、「身内企業への発注」の是非めぐり大阪府議と応酬

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「特定業者に特名随意契約をしたりするのと全く同じロジック」

   橋下氏はXで、これを取り上げた記事を引用。「今や新人議員でもなくベテラン議員でありながら身内企業を使い続ける西野氏から、なぜ政治家が身内企業を使ってはいけないのかを明らかにしてもらった」と皮肉った。

   続けて、「西野氏の論は、役所が天下り、外郭団体、既得権団体、公立団体の有利性を述べてそこに無条件に公金を出したり、特定業者に特名随意契約をしたりするのと全く同じロジック。ここを徹底的に正してきたのが維新」と指摘した。

   政治家の発注企業選定について、「役所と違って政治家はいちいち入札や第三者審査などできないのが現実。いわゆる理由なく無条件に特名(原文ママ)随意契約をオンパレードしている状態。だからこそ意識的に身内企業を使わないようにしなければならないんやで」と意見を述べた。「いままで支えてくれたからとかいう理由で無条件に使い続けるのが政治行政の既得権」とも指摘した。

   続けて、「もうベテランの年齢なんだから身内企業に公金を流す状況ではない。身内企業への発注をただちに止めるべきだ。お世話になった身内企業にお返しをするなら、民間人となって稼いだ金でやるべきだ。それが元々の維新の思想だ」と、西野氏に反論した。

   別の投稿では、身内企業への発注について、「僕が代表のときに、まさかこんな疑われるような身内企業への発注はしないだろうと政治家を信じてルール化しなかったことが原因」とした。さらに、「ただ政治家ともあろうものが、身内企業を間に挟むことはまずいと感じないとは。西野氏のような感覚の人物が大阪府議会に多数いて、僕が知事就任当時、大阪府政はどうしようもないくらいメチャクチャな状態になっていた」と振り返った。

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