2025年11月5日放送の情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)に女優の由美かおるさん(74)が出演したが、15歳からスリーサイズがほぼ変わらないという。多くの人との出会いを思い返し、この60年を「本当に不思議なラッキーなことがたくさんありますね」と振り返った。
「水戸黄門」の入浴シーンは茶の間でも話題
由美さんは1966年に「歌って踊れる歌手」としてデビュー。テレビの時代劇「水戸黄門」(TBS系)ではかげろうお銀役を約25年務め、恒例の入浴シーンは茶の間でも話題だった。
2026年にデビュー60周年を迎えるにあたり、「ノンストップ!」は由美さんに人生の分岐点や美貌の維持法などインタビューした。
「ドリス・デイのティーチャーズペットを英語で歌ったのがテレビで放送されたのを俳優の石原裕次郎さんが見ていてすぐに電話をくれた」と明かす。映画「夜のバラを消せ」の相手役に抜擢されたのだった。「当時、関西に住んでいたので裕次郎さんのまこ夫人(石原まき子)が『うちにいらっしゃい。うちからだったら(撮影所が)近いからいいでしょ』と言って泊めてくださった」と懐かしむように語った。
ストレスをためない、好き嫌いなく食べたい時に食べる
水戸黄門時代にも触れる。
「私、5代の黄門様にお仕えしました」。東野英治郎、西村晃、佐野浅夫、石坂浩二、里見浩太朗といずれも名優ばかり。そして「びっくりしますね。そんなにやってるんだって」と笑った。
15歳から変わらないのが体型だ。身長158センチ、バスト86、ウエスト57,ヒップ86。その若さの秘訣をたずねられると「ストレスをためないこと」「好き嫌いなく食べたい時に食べること」を挙げた。「時間が来たから食べるという方が多いですけど私は本当におなかがすいたから食べたい。そういう感じなんです」。ビールもワインも焼酎のお湯割りも飲むという。
食べ物もお酒も制限されていないんですか、というスタッフの問いに、「甘いものも好き。チョコレート、あんこも好き」と答えた。「だって1回きりの人生だからね。何でも好きなものを食べて好きなことができるのは最高ですよね」と笑う。「若さを保つ秘訣がほかに何かあるに違いない」とスタッフはさらに問い詰める。
独自に編み出した呼吸法、それに歩くことが健康法
由美さんは10代から実践しているという呼吸法がある。そのブリージングのおかげと話し、独自に編み出した「由美ブリージング」の方法を披露した。「おなかいっぱいでも呼吸法をやるとすっと消化できちゃう」と、呼吸の大切さを強調した。
ファストファッションの店に足を運んでおしゃれを楽しんでいることも若さを保つ一因になっているようだ。SHIBUYA109やZARAなどによく出かけるという。最近は歩くことの大切さを実感、「やっぱり歩くのはいいですね。電車、地下鉄、バス、何でも乗ります」と話した。「デビュー当時はアイドルという言葉がなかった」と話す由美さん。今も歌って踊れる由美さんはアイドルと同じようなオーラを放ち続けている。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)