社民党、離党意向の新垣邦男衆院議員を「慰留」 「ブラック体質」指摘の離党届返送、福島党首の理屈とは

「スタンダアップコメディみたいなことも始めました」

   さらに、衆院への鞍替えを求める新垣氏の訴えについても「話し合いやいろんなことを聞いたりしてきましたけれども、離党の理由が私も幹事長も他の人も、実はよくわからないという状況です」という。

   「党勢拡大ということであれば、『こういう形で党勢拡大しましょうよ。(新垣氏は)副党首だから、こういう形でやりましょうよ』(と方針を示すべき)」とし、「全国で、ブロックでの講演会、スタンダアップコメディみたいなことも始めました」と具体例を挙げた。

   社民党では9月以降、お笑いタレントのラサール石井参院議員を中心として、マイクを片手に笑いをとる「スタンダップコメディ」を取り入れた政治イベントを開催。福島氏も初となるお笑いに挑戦している。

   福島氏は沖縄での展開や、政治スクールの開催を通した自治体議員や国会議員の予定候補者の募集をするなどの提案をしてきた上で「実際それを一部実行してますし、今後も実行する予定です」と努力を続けてきたと主張した。

   こうした上で、新垣氏の離党について「党勢拡大っていうことであればいろんな形が あるのになぜ? っていうのでですね......正直、分からないというのが正直なところです」と首をひねった。

   SNSでは、離党届を受け取らない社民党側の対応について、困惑の声が上がった。

「離党届の返送って初めて見たわ。いまこそモームリの出番やろ」
「『ブラック企業根絶』を掲げていた社民党自身が生粋のブラック体質だったでござるの巻」
「社民党『ブラック企業を根絶します!』 私『「辞めたがってる人の離党届を受理しない」だなんて、社民党こそブラック企業そのものじゃないですか』」
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