「言われた方がいじめだと思えばいじめ」
俳優の梅沢富美男さんも「いじりとかいじめとか、『俺はいじっているだけだよ』と言って本人はいじめているという自覚がない。被害生徒が訴えたとしてもスポーツの世界だと学校側が(問題を)でかくしたくないだけ」と断じた。
「いじり」と「いじめ」の違いを、教育評論家の松本肇さんによる定義を紹介した。「いじり」は仲間内で軽いからかいや冗談などお互いが笑い合える関係で成立するという。それに対し「いじめ」は他の生徒に対して心理的または物理的な影響を与え苦痛をもたらす行為だという。松本さんは「(仙台育英の)校長先生も線引きすることはものすごく難しいと思う」と話した。
谷原さんは「これって、やる側がいじりといじめの線引きをするのではなく、やられた側がするべきことだと思うんです。言われた方がいじめだと思えばいじめになる」と話した。
いじりといじめについて聞かれたフリーアナウンサーの神田愛花さんは「仕事でもプライベートでもいつもいじられる側にいるので」と話して自身の「いじり」論を展開した。
「いじりというのはいじられる側がうれしいとかありがとうとか思う場合。プライベートでもいじられると『あ、この人、私に心を開いてくれたんだ』と私は思う」