「やられた。。お会計で500円じゃなくて、500ウォンだしていったやつがいました」
福島県にあるラーメン店のX投稿が注目を集めている。500円玉の代わりに、よく似ていて貨幣価値の低い韓国の500ウォン硬貨で支払う、または500ウォン硬貨を使って偽造500円玉を作るといった行為は少なくとも20年以上前から問題になっているが、こうした報告が今でも後を絶たない。現金でのやり取りの際にはどのような点に気を付けるべきか、古銭鑑定士に話を聞いた。
「スタッフが記念硬貨だと勘違い」
福岡県二本松市のラーメン店「麺屋しん蔵」のXは2025年11月4日、「やられた。。 お会計で500円じゃなくて、500ウォンだしていったやつがいました。気づかなかったのも悪いけど」と報告した。
Yahoo!ファイナンスによると、7日の取引レートでは、500ウォンは約52.6円だ。麺屋しん蔵のX投稿も「10分の1の価値くらい50円くらいかな」と言及し、「飲食店の皆さん気をつけてください。流行ってるみたいです... 詐欺です」と呼びかけた。
6日にJ-CASTニュースの取材に応じた麺屋しん蔵の担当者はこの事案について、対面での会計で「スタッフが記念硬貨だと勘違いしました」と説明した。警察への届け出はしておらず、その予定もないという。
今回の件について、次のように憤った。
「初めての経験でしたが、悪意しかないと思います。500ウォンが流通している以上なくならないと思います。これから年末年始で多忙な時期になると思います。インバウンドで外国からの観光客も増えておりますし、より一層気をつけていかないといけないと思います」
Xではこのほかにも、500ウォンで支払いをされた、おつりで受け取ったのが500ウォンだったとの報告や、現金でやり取りすることの多い同人誌即売会などで同様の被害に遭う可能性があるとする注意喚起の投稿も見られる。また、3月には徳島県三好市にある「道の駅大歩危」がXで、カプセルトイに100円玉の代わりに香港の50セント硬貨が使用される被害に遭ったと報告した。