「一つの質問に10も20も想定問答を用意する」
そこで、元大阪府知事の橋下徹さんは官僚の完璧主義の弊害、そのルールを変えるべきだと主張した。
「日本って抗弁を完璧に期すために完璧に用意するんです。(自身が)大阪府知事、大阪市長の時にそれをやったらものすごい時間がかかるから数字とか全部用意しなくてもある程度答えて間違ったらあとで修正する。(事務方は)完璧に用意するから一つの質問に10も20も想定問答を用意するわけ。
総理が日本の国のこと全部の質問を受けるというのはおかしいですよ。国会議員がこれまずいなと感じてルールを作らないとダメ。今のルールがあるからこれでいいというのはダメで、ルールを探していくのが政治家だと思う」 と話した。
橋下さんが指摘した「日本の役所の完璧主義」はルールで変えることができるのか。首相の働き過ぎとはまた別の問題もあるようだ。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)