俳優の三田村邦彦さん(72)が2025年11月9日にXで、高市早苗首相が午前3時から勉強会をしたことが報じられていることをめぐり、「大騒ぎしすぎてませんか?」と持論を展開した。「今の時代だったら蜷川幸雄と言う演出家はボロボロに叩かれている」高市首相をめぐっては、7日に行われた衆院予算委員会の答弁準備のため、同日午前3時から首相公邸で勉強会を行ったと時事通信が報じた。自民党総裁選後の演説で「ワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて、働いてまいります」と発言した高市首相や、勉強会に出席した官僚の働き方が波紋を呼んだ。さらに、議員の質問通告の提出時間も問題視された。三田村さんはXで、「午前3時からの仕事で大騒ぎしすぎてませんか?」と疑問視。続けて、「舞台中に出演俳優が怪我や病気で代役を立てることになった場合、なるべく早く幕を開けるために、徹夜も覚悟し稽古をしますが......」と、俳優の場合に置き換えて自らの経験を説明し、「それも激務だからとダメ出しする人が出てくるのかなぁ」と、高市氏に批判的な意見を疑問視した。続けて、「今の時代だったら蜷川幸雄と言う演出家はボロボロに叩かれている」と、厳しい演技指導で知られ、16年に亡くなった演出家・蜷川幸雄氏を例に出して、時代の変化にも言及した。この投稿には、「臨機応変でええと思いますよね」「そうそう、毎日でもあるまいし!」といった声の一方、「徹夜させるような状況を作った質問者を批判すべきかと」「自分が時間関係なく仕事するのは勝手ですけど、人にさせちゃダメなんじゃないですか?」といった声も寄せられた。
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