米大リーグのロサンゼルス・ドジャース専門メディア「ドジャースネイション」が2025年11月12日(日本時間)、トミー・エドマン内野手(30)が、来週に右足首の手術を受ける予定だと報じた。
「韓国代表チームの構想にも影響を与える可能性」
今シーズン、エドマンは5月に右足首炎症のため故障者リスト入りした。8月には右足首をねん挫して一時戦線を離脱した。
右足首に不安を抱えながらの復帰となったが、レギュラーシーズンでは97試合に出場し、打率.225、13本塁打、49打点を記録。ポストシーズンでは、16試合に出場して2本塁打、8打点の活躍を見せた。
「ドジャースネイション」によると、26年2月のキャンプ頃には復帰できる見込みだという。
「エドマン手術」の報道に対して、複数の韓国メディアが反応した。
「ニュース1」(ウェブ版)は、「エドマン、来週足首手術...WBC韓国代表チーム合流に『赤信号』」のタイトルで速報した。
記事では「エドマンの足首手術は、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する韓国代表チームの構想にも影響を与える可能性がある」と指摘し、こう続けた。
「WBC韓国代表チームへの参加も不発となる見通しだ」
「母親が韓国人であるエドマンは、WBCで韓国代表としてプレーできる。彼は2023年のWBCでも代表チームの一員として活躍した。来年のWBCでも代表チーム選出の可能性が予想されていたが、手術を受けることで出場が難しくなる方向に向かっている。大会開始前の2月中旬に復帰が可能だと言われているが、実戦をこなせる完全な体調ではないため、エドマンと所属チームのドジャース双方にとって負担が大きいことは避けられない」
地元メディア「OSEN」(ウェブ版)は、「ドジャースのマルチプレイヤー、トミー・エドマンが来週、右足首の手術を受ける予定だ。これにより、WBC韓国代表チームへの参加も不発となる見通しだ」と報じた。
韓国通信社「聯合ニュース」(ウェブ版)は、「エドマン、来週足首手術...WBC韓国代表チーム合流の可能性低い」とのタイトルで、「26年WBCでもエドマンが希望すれば韓国代表チームに選出される可能性がある。しかし、足首の負傷のため『出場不可』の方向に傾いている」と伝えた。
当時カージナルスに所属していたエドマンは、23年WBCに韓国代表として出場した。初の韓国代表アメリカ人選手として、韓国国内で大きな注目を集めたが、大会では本来の力を発揮することができなかった。
1次ラウンド3試合に先発出場し、11打数2安打、打率.182、2打点と振るわず、チームは2勝2敗で1次ラウンド敗退した。
韓国代表は国際舞台で長らく低迷していることから、大リーグで活躍するエドマンが、26年WBCに韓国代表として出場するかどうかに注目が集まっていた。