アイデンティティーで妥協すると「わが党を支持してくださった方々が去っていく」
連立を離脱したばかりの公明・斉藤代表によると、「この26年間、『政治の安定』ということを一番のキーワード」として連立の一翼を担ってきた。その中で、
「基本的なところの合意があれば、あとはそれぞれお互い努力しながら、信頼関係の上で譲るところは譲り、こちらも通すところは通し、というようなことをやってきた」
と述べた。だが、「党のアイデンティティー」に関わる部分、つまり「政治とカネ」の問題で妥協しなかった結果、連立離脱に至ったと説明した。
「しかし最後、その党のアイデンティティーに関わるところで妥協すると、わが党を支持してくださった方々が去っていく。そうしたら、もうわが党は存在できない。そういうところで今回こういう決断をした。それが現状だ」
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)