静岡県警は2025年11月13日、4月7日に新東名高速道路上りのトンネル内で大型トレーラーに追突し、同乗していた男性が骨折する事故を起こした女優の広末涼子さんを自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑で書類送検した。複数の報道機関が報じている。4月7日の事故後、看護師への暴行容疑で逮捕広末さんをめぐっては、12日の時点で静岡県警が13日にも書類送検する方針を固めたと報じられていた。報道によると、広末さんは追突直前に時速185キロ近くで走行していたとされる。また、広末さんは事故後に搬送された島田市内の病院で看護師の女性を蹴ったり、腕を引っかいたりしてけがを負わせたとして、暴行容疑で逮捕されていた。こうした中、SNSでは10月4日放送の大型バラエティ特番「オールスター後夜祭'25秋」(TBS系)での「謝罪騒動」を思い出したとするユーザーの投稿が相次いでいる。同番組のクイズコーナーでは、「時速165㎞を出したことがないのは?」とする問題が出された。解答候補として、プロ野球投手ら3人と広末さんの写真が提示された。所属事務所が抗議→TBSは謝罪&動画削除広末さんの所属事務所は9日、公式サイトを通じて番組内容に抗議。出演者が「広末さんは事故を起こした際、時速165㎞を出していたと報じられています」と発言する内容が放送されたとしたうえで、「この発言のもととなる情報は公的機関からの発表によるものではなく、また、当該事故については現在も警察による捜査が継続中です」と指摘した。「そのような状況下で、本人が関わる事件を笑いの題材として扱うことは、報道・放送に携わる者として極めて不適切であり、本人及び関係者の名誉を著しく毀損する行為と考えております」と批判。6日付けで、TBSに対し抗議と名誉回復措置を求める内容証明を送付したと伝えていた。TBSは9日、番組公式サイトに「俳優・広末涼子さんに関する現在捜査中の交通事故をバラエティ番組のクイズの題材として扱ったことは不適切でした」とする文書を発表。「この度の放送内容について、広末涼子さんならびに関係者の皆様方にご迷惑をお掛けしましたことをお詫びいたします」と謝罪した。配信サイト「TVer」でも、同番組の動画から該当箇所が削除された。「そりゃ165kmとか20kmも間違われたら腹立つよな」SNSでは今回の書類送検報道を受け、再び同番組でのクイズを引き合いに出す投稿が拡散している。「広末涼子の事務所が165km/h出してないのは誰?みたいなクイズで使われたのに抗議したのって ウチの広末はそんなに遅くない 165程度の奴らと同じにするなって意味だったんか」「広末涼子日本球界最速やん185kmって そりゃ165kmとか20kmも間違われたら腹立つよな TBSはしっかり情報収集しないと」「広末涼子、オールスター感謝祭に抗議していたけど、まさか『私は時速165kmも出してない』って抗議じゃなくて、『私はそんなもんじゃない、もっと出してる。180km超えだ』って抗議だとは思わないじゃん...」(原文ママ)
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