大阪・関西万博の閉幕から1か月がたち、日本国際博覧会協会(万博協会)の高科淳・副事務総長が2025年11月14日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見した。高科氏は公式キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみを前に会見。当初は不評だったミャクミャクは開幕後に人気が急上昇。閉幕後もグッズの売れ行きは好調で、当初は万博会期末だった販売期限が26年3月末に延長されている。高科氏は4月以降についても「しっかり検討していきたい」とした。当初は「怖い」「気持ち悪い」「子どもが泣くから帰れ」高科氏によると、開幕前のPRでは「『怖い』とか『気持ち悪い』とか『子どもが泣くから帰れ』とか、もう散々な言われよう」だった。当時知られていたミャクミャクの姿は平面、二次元だったが、ぬいぐるみなどの三次元の姿が知られるようになったことで次第に人気が出たとみている。「それ(平面だけだったミャクミャクの姿)がだんだんこういう(ぬいぐるみの)形になってきて、お腹のぷよぷよした膨らみとか、丸みが出てきたところとか、だんだん『実際見てみると、かわいいじゃない』と言われるようになり......」2026年4月以降も「しっかり検討していきたい」さらに、後ろ姿もわかるようになって、人気を押し上げたとみている。「後ろにも目がある」と大きく話題になった。「実際ミャクミャクと会ったときに、こう(後ろを)見てみると、しっぽがついている。子どもたちにはすごく反響がよくて......。今の形のミャクミャクというものが出てきて、それを実際見ていただく方が増えてきて、人気が出てきたのでは」ミャクミャクは、プロフィールの出生地が「関西のどこかにある小さな湧水地」となっていることから、閉幕後は「泉に帰ってしまうのでは」という声もある。高科氏はライセンス期限の延長に言及し、「現在、その先(26年4月以降)についても、どうしようかということを今、検討しているところだ。まだちょっとそのあたりは検討中ということで、『いつまで』とは申し上げられないが、そういうのはしっかり検討していきたい」と話した。(J-CASTニュース編集委員兼副編集長工藤博司)
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