小野田紀美経済安保担当相が2025年11月18日に閣議後会見で、高市早苗首相の台湾有事をめぐる国会答弁が及ぼした影響についての記者の質問に答えた。即座に見解を述べる様子が、Xで「切れ味がすごい」などと驚かれている。中国が訪日自粛呼びかけ、「大臣の受け止めを」にアンサー会見では質疑応答の際に、東京新聞記者が、高市首相の発言をきっかけに中国が訪日自粛を呼びかけ、経済損失は2兆円を超えるとの指摘もあるとしながら、「外国人規制担当ということで大臣いらっしゃいますけど、高市さんの発言によって、外国の方がむしろ観光で来られる方さえ来られなくなってしまうというような状況が生じてることについて、大臣の受け止めをお願いいたします」と質問する場面があった。これを受けて小野田氏は「観光は国交省だとは思うんですけれども、なので所管外のことは言わないようにしますが」としつつ、下記のように滑らかに答えていた。「いずれにしても、何か気に入らないことがあったらすぐに経済的威圧をしてくるところに対して依存しすぎるということは、サプライチェーンリスクだけでなく様々な観光に対してのリスクではあるので、リスクの低減をそれぞれ常日頃、みんなが考えながら経済を回していけたらいいなという風に個人的には考えています」一連はXでも拡散され、小野田氏の姿に「切れ味がすごいw」「こんな答えが咄嗟に出せるか?すげーな」「反射神経も知識量滑舌も素晴らしい」「ある意味『サムライ』だよな。返す刃が鋭すぎる」といった声が上がっている。その後に補足「特定の国に限らず...」会見では先の発言に続き、記者が「総理の1つの発言によってこのような形に発展してしまってるというのは中国側のやりすぎ」との受け止めか、と尋ねる一幕も。小野田氏は下記のように説明していた。「特定の国に限らず、わが国に対してどのように行動するかはその国の考えによるところなので、私から申し上げることはございませんが、ただ、そういうリスクがあるところに経済的に依存するということは危険だよっていうことをやはり認識はしなきゃいけないなという風に思っています」