「伊東市」検索数は騒動以降増加だが...観光への影響は?
田久保氏は市が注目を集めたことを「前向きな機会としてしっかり捉えていくべき」とした。実際、Googleトレンドによると、田久保氏の学歴騒動が注目された7月以降、「伊東市」の検索数は増えている。多い時にはそれ以前の2倍、3倍の時期もある。市が注目を集めたことは確かだ。
しかし、これが観光に、しかも良い影響を与えたのだろうか。
20日にJ-CASTニュースの取材に応じた伊東市観光協会の担当者は、田久保氏の騒動が注目されて以降、観光に関する問い合わせや訪れる観光客について、「劇的に増減したとは感じないです」と話した。
一方で、「(伊東に)観光に行きたいがどのような状況か」という問い合わせや、「今そのような状況だと行きたくない」といった意見などが数件程度、観光協会に寄せられたという。
また、伊豆急行提供のデータによると、市の観光地・伊豆高原にある伊豆高原駅の乗降人員数は、24年1月~9月の1日平均が、約2970人。25年の同平均が約3210人。前年比は約108%だ。前年より多いものの、どの月も満遍なく微増しており、田久保氏の騒動があった7月から急に増えているといったことはなかった。
さらに、J-CASTニュースが伊豆急行に田久保氏の騒動による影響を尋ねたところ、伊豆急行は「一連の騒動に関連する、良い・悪いの影響等は特段ございません」と回答した。