本来は人のいい李強首相、「どうぞどうぞ」の人柄が
渡辺さんは「(李強首相が)目も合わせていませんでした?」と話す。峯村さんも「明らかにぱっと(高市首相の視線を)よけていましたね。視線が合ってしまい、ちょっとでも微笑んでいるところを撮られて、それが中国内に広まってしまうと、李強さんの立場が危うくなりますから」と解説した。「え!笑顔を見せてもダメ?」と渡辺さんが驚くと、「ダメですね」と峯村さんはきっぱり。
「『戦え』とボスから言われたら戦うしかない。どちらかというと李強さんは人のいい方らしいんですよ。以前、岸田首相がエレベーターに乗る時に、(すでに李強首相が乗っていて)普通は一人の首脳が一台に乗るところを、ドアを開けて待っていたぐらい。そのくらい『どうぞどうぞ』という人柄なので、つい笑顔を出してしまうのを避けたんだろうと思う」
峯村さんはそう中国側の内情の一端を紹介した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)