プロ野球ロッテの投手で、ソフトバンクのフロントを務めた小林至氏(57)が、2025年11月21日に公開されたデーブ大久保氏(58)のユーチューブ動画「デーブ大久保チャンネル」に出演し、契約更改を保留した巨人・山瀬慎之助捕手(24)について、「徹底的にやったらいい」との見解を示した。
山瀬「今すぐに試合に出たい」
石川・星稜高校出身の山瀬は、19年ドラフト会議で巨人から5位で指名され入団した。岸田行倫(29)、大城卓三(32)、小林誠司(36)ら先輩捕手にもまれながら、これまで主に2軍でプレーしてきた。
捕手が充実する中で、24年オフに甲斐拓也捕手(33)がフリーエージェント(FA)で、ソフトバンクから巨人に移籍した。これにより、1軍でのプレーがさらに遠ざかり、25年の1軍出場は、わずか1試合だった。
プロ6年で1軍出場は通算16試合。スポーツ紙によると、山瀬は契約更改を保留した理由について、「今すぐに試合に出たいし、ジャイアンツより他のチャンスがあるんだったという気持ちも1年間やっていく中であった。そこの気持ちは伝えました」などと説明したという。
巨人のコーチ時代、山瀬を指導した大久保氏は、山瀬の契約更改保留に言及し、小林氏に「選手が契約更改で保留した場合、球団の人はどう思う?」と投げかけた。
小林氏は、ソフトバンク時代の経験に基づき、「私が特殊なのかもしれないが」と前置きし、次にように自身の見解を述べた。
「それ(保留)はあっていいと思っている。そうあるべきだと思っている。球団と選手は対等で、選手は言いたいことを言う。2軍選手と1軍選手、スター選手の金銭的な価値は違うが、不満があれば納得するまで交渉するのはありだと思う」
そして、こう続けた。
「保留をものすごく嫌がる球団がある」
「保留をものすごく嫌がる球団がある。だけど、それは間違っていると思う。あたかも、(選手と)もめていないように見せる。そもそも、保留制度の下で選手は、フリーエージェントを取るまでは移籍の自由がない。その中で選手ができる唯一のことというのは、契約更改の場で納得のいくまで交渉することしかできないので、大いにやったらいいと思う」
小林氏は東京大学野球部出身で、91年ドラフト8位でロッテに入団。1軍で登板の機会はなく、93年オフに退団した。05年にソフトバンクのフロント入りし、14年に退団するまでフロント業務をこなした。
現役時代、契約更改で保留したことがあるという小林氏は、「それぞれの生活をかけてそこにいるわけなので、徹底的にやったらいいと思う。(チームに)いる前提で、『引き続き巨人に貢献したい』という思いとともに、『自分を納得させてほしい』と。これは対等な立場なので」と語った。
スポーツ紙によると、山瀬は23日に東京ドームで開催された「ジャイアンツ・ファンフェスタ2025」に参加し、チームメイトらとともにコスプレに挑戦したという。
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山瀬慎之助 一塁牽制
ピンチを救うビッグプレー
⚾プロ野球 ファーム (2025/8/13)
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