プロ野球の2025年オフシーズン、海外FA権を行使して去就が注目されたDeNAの桑原将志が西武に移籍することが発表され、大きな反響を呼んでいる。走攻守3拍子揃い、明るい性格でムードメーカー桑原は走攻守3拍子揃った桑原は主力として長年活躍してきた。レギュラーシーズン3位から短期決戦を勝ち抜いて26年ぶりの日本一に輝いた昨年は、ソフトバンクと対戦した日本シリーズで打率.444、1本塁打、9打点の大活躍。日本シリーズ新記録となる5試合連続打点を記録し、MVPを受賞した。今年はオープン戦で死球を受けて「右手親指骨折」で開幕は2軍スタートとなったが、5月に1軍昇格すると1、2番でチャンスメーカーとして稼働。106試合出場でリーグ4位の打率.284をマークした。FA権を行使した際は残留が基本線とみられ、移籍ならセンターのレギュラーが固定できていない同一リーグの巨人が対抗馬とみられたが。「チーム力を上げる上で必要なピース」だが、桑原が決断したのは西武移籍だった。スポーツ紙デスクは「西武に移籍は想像できませんでしたね。過去にFAで主力選手が他球団に流出してしまうケースが多かったですが、チーム力を上げる上で必要なピースだと西武のフロント陣が訴えた熱意が通じる形になった。セ・リーグからパ・リーグ球団への移籍になりますが、適応能力が高いので不安はないでしょう。若手中心のチームの中で彼の経験値は貴重ですよ」と期待を込める。明るい性格で知られ、DeNAではムードメーカーとしてチームを盛り上げていた。桑原が起爆剤になり、西武がどう生まれ変わるか楽しみだ。(中町顕吾)
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