「途中雨が降ってきて、濡れながらも待機してましたが...」
その配達員は江東区から中央区、秋葉原へ移動してみるも状況が変わらず、Xで、同様の報告を多数確認したという。当時の状況をこう振り返る。
「その後大きい通りに出ると、Uberの配達員が大勢路肩にいて、状況を確認しているような状態でした 私は19時半から秋葉原を出てあちこち行くも鳴らず 途中雨が降ってきて、濡れながらも待機してましたが、21時半に一度帰宅してオンラインにし続けました 22時58分に急遽鳴り出して急いで配達に向かいました。
配達先では特段声を荒げられたとかはなく、Uberへの不信感と怒りから小言を頂いた形です。夜も遅く、本当に小言を言われた程度ですが、目は怒ってました。配達員に言うことじゃないと理解した上でそれでもやるせ無い気持ちを吐露されたのだなと感じ深々と謝りました」
Uber側からアプリでの謝罪はあり、システム障害で、補償はないと説明されたという。仕方ないと受け止めながら、一部では稼げた人もいたとして「公平性に欠けている上にこの対応はお粗末でしかない」とこぼした。11月26日付で新代表が就任したばかりだが、「誠意がないだらしない会社」と厳しい意見もいいつつ、
「とはいえ業界で1番稼げるのはUberですから、この仕事をするからには上手にお付き合いする他ないんだとは思います」
と複雑な胸中を明かした。
もっとも、復旧後は3件の依頼で9000円を稼ぎ、結果として目標金額には到達できたとして「なんとも言えない妙な気持ちではある」。ただ、仮に問題の時間に配達できれば、多くの配達員が少なくとも5000円~1万円を稼いでいただろう、と推測した。配達数によって特別報酬が得られる「クエスト」の締め日でもあったという。