授業は「有意義」、政策以外の話は「なし」
J-CASTニュースは11月28日、関西学院大の広報部に授業内容について話を聞いた。
担当者によると、授業はオンライン形式だったものの、学生の意見交換は同大の西宮北口キャンパスにて対面形式で行われ、約10人の学生が参加したという。その内容については、
「当日、(広報部の)職員が立ち会っておらず、シラバス(授業の内容)以上のことはお伝えできない」
と話した。
斎藤知事は、定例会見で授業は「有意義だった」と述べ、若者・Z世代応援パッケージや防災減災対策を中心に県政に関する講演を行ったことを説明。学生との意見交換は、観光政策と若者の県内定着を議論したといい、「インバウンドも大事だが、国内の観光客が夫婦二人でゆっくりと温泉地などに旅行するようなターゲティングも大事」「奨学金の支援制度を給付だけではなく、税を活用したやり方にすべき」などの実践的な提案を受けたと語った。
「学生さんも県政に対する理解を深めていただいて、かつ、若者の自由な発想にある意見や提案をいただいた、大変気持ちがこもった良い提案だったと思う」とし、「実際の政策編成過程においてぜひ議論していきたい」と前向きに述べた。
また、担当教授が学生に対して「関係ない質問はしないように」と指示していたという報道もあったが、斎藤知事は「基本的に政策の話で、それ以外に話がなかった」と説明した。