格闘技イベント「BreakingDown」(ブレイキングダウン)のCEOを務める格闘家・朝倉未来(33)が、2025年12月1日にユーチューブを更新し、「BreakingDown18」(12月14日開催)のオーディションの模様を公開した。
井上氏「未来、舐めてるか?俺のこと舐めてるか?」
動画の中で、同団体の溝口勇児COO(41)が、元格闘家のエンセン井上氏(58)を襲撃した「叛逆の悪童」レオの言動にブチ切れた。
溝口氏が問題視したのは、オーディションで起きた「殴打事件」だ。
井上氏が率いる「チーム大和魂」のメンバーと、ひな壇メンバーがいきなり口論となり、会場は一触即発状態に。一気に緊張感が高まる中、レオが、ひな壇メンバーと対峙していた井上氏の後ろに回り込んで後頭部を殴打した。
悪童の奇襲に会場は混乱し、乱闘騒ぎとなった。後頭部を殴打された井上氏は激怒し、止めにかかった溝口COOに対して「ふざけるな」と怒鳴りつけた。
井上氏は朝倉に対してもブチ切れ、「未来、舐めてるか?俺のこと舐めてるか?」と怒鳴りながら詰め寄った。その後も井上氏の怒りが収まることはなく、スタッフに取り押さえられるようにして会場を後にした。
会場裏で、井上氏と溝口COOら関係者による話し合いが20分間、行われたという。冷静を取り戻した井上氏は、「ブレイキングダウン(関係者)全員が責任取らないといけないよ」と忠告し、再びオーディション会場に戻った。
「エンセンさんは、ものすごい功労者」
オーディション再開にあたり、審査員席の溝口COOは、「エンセンさん、先ほどは大変失礼な行いをしてしまい申し訳ございませんでした」と頭を下げ、次のように続けた。
「エンセンさんは、ものすごい功労者。知らない人がいるかもしれないが、海外の対抗戦をやるときとか、通訳から選手の交渉もそうだし、実際に有力選手をブレイキングダウンに呼んでもらったりした。実は、いろいろな面でサポートしてもらっていた。セキュリティーの面もそう。今日、こうやってエンセンさんに敬意を欠いた行動をさせてしまったことを申し訳なく思っています。本当に申し訳ありませんでした」
そして、ひな壇のレオに向かって「レオもちゃんと謝ってほしい」と促すと、レオは「俺は謝る気はないですね」と即答。
全く反省の色がないレオに対して、溝口COOは「お前、謝れよ。空気読めよ、お前」と激怒するも、レオは譲らなかった。「俺も1回やられているんで謝らない。絞められているんで」と言い放ち、会場を騒然とさせた。
井上氏に対するレオの言動に納得のいかない「チーム大和魂」の岡田仁が、ひな壇から飛び出して「BreakingDown18」でレオとの対戦を要求した。レオは、すでにボクとの対戦が決まっていたが、レオへの挑戦権をめぐり、即席で岡田とボクの試合が行われた。
試合は、ボクが判定勝利を収め、改めてレオとの対戦権を獲得。岡田とボクの対戦により、井上氏への「襲撃事件」は、一応の決着がついたようだ。