日本ハム復帰の西川遥輝、「球団が情をかけたなら心配」OB見解...功労者だが「勝つために情はいらない」

「西川は、今はレギュラーとかは無理」

   プロ15年目の今シーズンは、49試合の出場にとどまり、打率.174、6打点、1盗塁に終わった。出塁率は、昨シーズンの.350から.280まで落ち込んだ。

   このような状況に、高木氏は「今はレギュラーとかは無理」とし、「ただ、技術は高い。例えば走塁、盗塁とか。盗塁に関して言えば、アウトにならない。我慢ができる走者。それを矢澤(宏太)とか、五十幡(亮汰)に教えるとか。良い見本を取った。そういうことなのかなと。走者としても優秀だから、そこらへんを1枚加えたいと」と解説し、次のように持論を展開した。

   「才能は確かにある。スイングのスピードはめちゃくちゃ速い。盗塁の技術は高い。バランスの取れた選手。そこら辺を見習ってほしいというのがあると思う。『行くところがなかったら1度戻って来い』というような情をかけたならば、日本ハムがちょっと心配。勝つために情はいらない。これから来年は勝負だから。情をかける暇があるなら、勝負に情けはいらない」

   チームは今シーズン、首位ソフトバンクに4.5ゲーム差のリーグ2位に終わった。来シーズンはリーグ優勝を目指す中、古巣復帰を果たしたベテランのパフォーマンスに注目が集まる。

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