参政党の神谷宗幣代表が2025年12月2日にXで、「議員の離党」をめぐり「時には離党をちらつかせ、要求をしてくる人もいるため、基本的に離党者は引き留めません」といった考えを長文投稿した。これに賛否の声が寄せられている。「組織の中で仕事をしたことがない人が途中で辞めていかれる傾向」神谷氏はXで、「議員の離党についての私の考えを改めてまとめます」と切り出し、「まず参政党の国会議員は私を含めて、全員が比例か大選挙区での当選です。個人の力で通ったわけではないことを忘れてはいけません」と自身の考えを述べた。さらに、「市議会議員などもほとんどが新人」と言及し、「参政党は、本部の選挙計画をつくって指導し、党員さんが中心に動いてくださるから候補者はそれほどお金を使わずに選挙ができています」とした。議員は「党員の皆さんの力で選挙に通ってきた方がほとんど」とし、「党員さんらが期待してくれている参政党の理念や政策の実現のために任期を務めるのは当たり前のことだと思っています」と指摘した。さらに、党員や支部との揉め事を相談する窓口はあるとし、「かなりの相談や話し合いにのっています」と主張した。続けて、「自分の思い通りにいかない。人事が気に食わない。なんてことはどこの組織にいても当たり前にあることで、主張が通らないから辞めるというなら最初から党など入らずに無所属で自由にやって下さいということになります」「党は組織です。5年間みていると組織の中で仕事をしたことがない人が途中で辞めていかれる傾向が強いので、改めて組織とは何か、公認を取るということはどういうことかを事前にもっと教育し、理解を確認する作業を徹底する検討をします」と、組織の中で活動することの意味を強調。「でないとせっかく応援してくださった党員の皆さんを失望させてしまうからです。私が気にかけているのはそこです」と説明した。「一方でわからない人にいくら説明しても、スタッフや県連も疲弊し、時には離党をちらつかせ、要求をしてくる人もいる」とし、「基本的に離党者は引き留めません」との姿勢を示した。さらには、「辞めた人を叩いたりしないということもずっと徹底している」とした。これに、「組織がしっかりしてる」「組織に所属して活動するべき当然の心構え」と賛同する声が寄せられた一方、「組織に属してるから我を無くせというのは乱暴な議論」「離党した議員の我儘に聞こえるよう印象操作してないか?」といった批判的な声も書き込まれた。参政党からの離党をめぐっては、11月29日に海老名市議会議員のさのるみ氏がXで、離党が受理されたとXで発表した。具体的な離党理由については言及していないが、「怒りや恨みではなく、自分の心に嘘をつかず、真理と至誠に基づいて歩むための選択です」としている。
記事に戻る