スマホに入っているデータ「自分でも分からない」
それでも、実際に手をつけるとなると大変なことも確かだ。1000件近く生前整理を行ってきた整理収納プランナーの中谷亜古さんによると、大掃除をする年末が生前整理の絶好のタイミングだという。生前整理しないと困る2大遺品として「持ち物などで形のある遺品」(不用品、保管品の区別が大変)、「口座やデータなど形のない遺品」(本人の意思がないと手続きできず面倒)を挙げた。
元婦人公論編集長の三木哲男さんも何回か婦人公論で特集を組んだと話す。
「非常に興味のあるテーマです。私の実の母も義理の母もきれい好きできっちり整頓していて(生前整理を)いつかやる、いつかやると言っているうちに、いい歳になった時にはどんどんモノがたまって、どれが不用品でどれが保管品かわからなくなった。また我々の世代はデータをスマホなどに入れているが、何が入っているか自分でもわからなくなっているのでその整理も大変」
生前整理の難しさを語っていた。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)