「君もできたの?」マウンティングしてくるイヤな奴 「さらっとかわす」魔法の一言は

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   上下関係を異常に気にする人がいます。とにかく目上には敬意を払え、みたいな......。体育会系っぽい人が周囲にいて、自分が仕事に巻き込まれたとき、こうした価値観を苦手な人からすればモチベーションが下がることになりがちです。

  • 職場でとにかくマウントを取ろうとする人の対処法は(写真はイメージ)
    職場でとにかくマウントを取ろうとする人の対処法は(写真はイメージ)
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モチベーションがものすごく下がる人はたくさんいる

   仕事をしていると「君は何年入社?」と年齢確認して自分との上下関係を気にする質問はいまだによく聞きます。

   さらに言えば、その質問のあとに「そうか、君は2つ後輩だね」とか「大学も一緒だから直属の後輩だ」と上からマウンティングしてくる人がいます。ついには、コーヒー買ってきて来てくれと学生時代のクラブ活動のような上下関係を求めてくる人さえいます。

   そんな人が私は大嫌い、一緒に仕事したらモチベーションがものすごく下がる人はたくさんいます。

   いわゆるマウントする人。

   仕事において他者より優位に立とうとして、自らの能力や成功を誇示したり、相手の失敗を指摘したりする言動を指します。これは「マウンティング」とも呼ばれ、職場ではチームワークの低下や、従業員が萎縮するなどの悪影響を及ぼすことがあります。

   年齢のような価値観に縛られることが嫌でたまらないと思いませんか?ただ、年齢に関わらず、上下関係を気にする人はたくさんいます。仕事での役職に限らず、プライベートでマンションの階数まで上の方が偉い、羨まれる存在として扱わなければならない、とか......。

   いくつか具体的な言動を紹介してみましょう。

被害は職場内に限らず私生活にまで及ぶ

自分の業績や能力を過度にアピールする:
「私は〇〇を経験したが、あなたもできたの?」といった発言。
相手の失敗を指摘する:
相手の弱点や失敗を大声で指摘し、相手を見下すような態度を取る。
優越感を誇示する:
自分の年収や仕事の成果を、相手を不快にさせる形で自慢する。

   そういう性分だから、年齢だけではなくて、何かでマウントしたい。残念ながら、職場にマウントする人がいると、職場の雰囲気がマイナスに引き寄せられていきます。

   たとえば、常に誰かが優位に立とうとする風潮が生まれ、チームワークが損なわれる。社員が萎縮し、コミュニケーションが減る可能性も。仕事のストレスが私生活にまで影響し、メンタルヘルスを悪化させる。ストレスが原因で仕事への意欲を失い、能力を発揮できなくなることがあるかもしれません。

   そんな存在に遭遇したときにそうするべきでしょうか?

3つの対処法の選び方もよく考えて

   これから紹介する3つのどれかを選ぶべきだと思います。

   1つめは、相手のマウントをあえて受ける。そんなことするだけで嬉しいならどうぞ...と合わせた姿勢で接する。割り切ることでモチベーションが下がらないなら、それも1つの手段です。

   2つめは、態度を変えない、自分のプライドをかけて、接し方はフラットにしておく。そして3つめが、思いっきり下手に出る。「凄いですね、尊敬します」「大先輩、了解しました」と相手を持ち上げ自分のモチベーションを下げないように接していくのです。

   どれがいいのかは、相手との関係や周囲からの見え方、自分としてのプライドも勘案して決めてください。もはや絶滅種になっていただきたいと願いますが、遭遇する確率はいまだに相当あります。遭遇したら、参考にしてください。



【筆者プロフィール】
高城 幸司(たかぎ・こうじ)/株式会社セレブレイン代表取締役社長。1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。

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