韓国メディアが、ドジャース山本由伸投手(27)のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場報道に危機感を募らせた。
中日スポーツの報道に反応
日本のスポーツメディア「中日スポーツ」(ウェブ版)は2025年12月12日、山本が26年3月に開幕するWBCに出場することになったと報じた。ドジャースのチームメイトである佐々木朗希投手(24)は出場しないという。
26年大会で2連覇を目指す「侍ジャパン」。すでに大谷翔平選手(ドジャース、31)が出場を表明しており、世界最強軍団のドジャースから大谷と山本の2人が出場することになりそうだ。
WBCの1次ラウンドで日本と同組の韓国では、山本のWBC出場報道が話題となり、複数のメディアが速報した。
スポーツメディア「SPOTVNEWS」(ウェブ版)は、「韓国戦に登板か、山本WBC出場確定 ドジャース承認...佐々木は不参加」とのタイトルで速報した。
記事では「山本はWBC出場の希望を示したが、ドジャースは山本がワールドシリーズで多く投げたことを考慮し、慎重な姿勢を示してきた」とし、「韓国は1次ラウンドで日本と同組となった。1次ラウンドは、上位2チームのみが8強トーナメントに進出する。山本が韓国戦に登板する可能性は排除できない」と指摘した。
「2人の『生きる伝説』は日本からチームの雰囲気を主導」
「NEWSSPIRIT」(ウェブ版)は「ワールドシリーズMVP山本、大谷と共にWBC確定」とのタイトルで記事を公開した。
記事では「すでに出場を宣言した大谷翔平とともに山本まで合流し、サムライジャパンは再び史上最強の戦力を構築することになった」と切り出し、こう続けた。
「これにより日本代表は、ドジャースの優勝立役者である大谷と山本という確かな『ツートップ』を前面に押し出し、大会2連覇を狙うことになった。井端監督は、メジャーリーガーのアメリカ現地合流ではなく、日本国内での合流を示唆しており、2人の『生きる伝説』は日本からチームの雰囲気を主導する見込みだ」
1次ラウンド「プールC」の日本は、3月6日の初戦で台湾と対戦する。7日の第2戦で韓国、8日の第3戦でオーストラリアと対戦し、10日のチェコ戦が、1次ラウンドの最終戦となる。4試合いずれも東京ドームで行う。