日本航空(JAL)の公式Xが2025年12月10日にXで、「航空券の第三者への譲渡や転売を禁止しております」と異例の注意喚起を行った。JALは取材に、以前から一部で航空券の転売や譲渡といった行為を確認しており、中には「悪気なくなされているケース」も見受けられると、今回の注意喚起の背景を説明した。「年末年始のシーズンを前に、どなた様にも安心してご利用いただきたい」JAL公式は公式Xで、次のように注意喚起した。「日本航空では、航空券の第三者への譲渡や転売を禁止しております。ご搭乗の際、航空券のお名前とご搭乗者さまが同一人物でないことが確認された場合、ご搭乗いただくことができませんのであらかじめご了承ください」添付したロゴマーク入りの画像には、「ご予約後のご搭乗者さまのお名前の変更は承っておりません。ご搭乗者さまが変更になる場合には、払い戻しの上、新たにご搭乗いただくお客さまのお名前で航空券をご購入ください。払い戻しの際には所定の手数料をいただく場合がございます」と、詳しい説明を加えた。JALでは以前から航空券の譲渡や転売は禁止されている。なぜ、このタイミングで改めて注意喚起を行ったのだろうか。12日にJ-CASTニュースの取材に応じたJAL広報部の担当者によると、「航空券のお名前はご搭乗者と同一人物である必要」があるにもかかわらず、「以前よりネットオークションでの転売、SNS上における譲渡といったやりとりが一部で見られており、中にはそのようなやりとりが悪気なくなされているケースもあると見受けています」という。続けて、「利用規約上、従来より転売や譲渡は禁止しており、航空券のお名前とご搭乗されるお客さまご本人が別人であることが判明した場合、ご搭乗いただけないことがある旨はご案内しておりましたが、我々の周知が不足している点もあると感じ、年末年始のシーズンを前に、どなた様にも安心してご利用いただきたいという思いからこのタイミングで改めてご案内差し上げることにしました」と、注意喚起の理由を説明した。譲渡・転売を見つけた場合には「ご購入およびご利用はお控えください」航空券の転売や譲渡と思われるケースを発見した場合には、「搭乗便と航空券上の氏名がお分かりであれば日本航空までお知らせください」とし、「転売や譲渡された航空券のご購入およびご利用はお控えください」と呼びかけた。Xでは、「#航空券譲」「#航空券譲渡」というハッシュタグで、航空券の譲り先・買い取り先を探す投稿も見られる。
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