悪評「おこめ券」混乱の元凶は農政転換にある 「高市首相はきちんと説明すべき」と経済評論家・加谷珪一氏

「値段が上がる」「暴落する」不安心理が増大

「こういう(農政の混乱の)中で、おこめ券を配っちゃったら、ますます値段が上がるんじゃないかとか、今度は高すぎるんで買わないから、逆に余って暴落するんじゃないかとか、不安心理が増大しちゃってるんですよ」

   今後は鈴木農水相の責任問題も出てきそうだが、加谷氏は「おこめ券自体の良し悪しの問題もあるんですけど、まずは高市さんに一回、日本の農政をどうするつもりなのか、ちゃんと説明してほしいなあと。そこに恐らく大きな問題があるんじゃないかなと思います」と、重ねて指摘した。

   2026年にはあるかもしれない解散・総選挙を考えて、高市首相が大票田の「自民党農林族+JA農協+農水省官僚の米価トライアングル」の復活を考えていることはないのか。

(シニアエディター 関口一喜)

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