国光文乃外務副大臣のXアカウントが突如削除されたことを報告する投稿が2025年12月17日未明ごろから相次ぎ、ネット上で大きな話題を集めている。
わずか1か月間に2度の問題行動
国光氏は、11月7日にXで、高市早苗首相が同日の衆院予算委員会の勉強会を午前3時から行ったことを受け、「午前3時に高市総理の出勤が必要なのは、そもそも『(特に野党の)質問通告が遅い』からです。前々日の正午までという通告ルール、どれほどの野党議員が守ってますか?」と投稿した。
ただ、質問通告は2014年から「速やかな質問通告に努める」と変更されており、国光外務副大臣が指摘した通告ルールは「デマ」だった。そのため、立憲民主党の吉川元衆院議院運営委員会野党筆頭理事は同10日、この投稿に関する謝罪と撤回を自民党の村井英樹与党筆頭理事に対して要求。その後、木原稔官房長官も記者会見で、国光氏に注意したと報告し、国光氏はXで「事実誤認で撤回する。関係者におわび申し上げる」と陳謝した。
また、国光氏は12月6日に配信されたネットメディア「ReHacQ(リハック)」に出演した際、自身が厚労省の官僚だったときのエピソードとして、立憲民主党の小西洋之参院議員から大量通告への対応として「50問くらい聞かれた」「それで辞めた女性官僚はたくさんいる」などと話したが、これも事実誤認であるとして、立憲民主党から指摘されている。そして同16日、尾崎正直官房副長官は記者会見の際、1か月前と同様に、木原氏がこの件について国光氏に厳重注意したことを報告した。