広島・小園海斗、契約更改で越年報道 打撃2冠の「チームの顔」、将来のFA流出懸念も?

   プロ野球、2025年のオフシーズン。広島・小園海斗の契約更改が越年する見通しとなることがスポーツ紙で報じられた。

  • 広島東洋カープの本拠地・MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島
    広島東洋カープの本拠地・MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島
  • 広島・小園海斗(写真:スポーツ報知/アフロ)
    広島・小園海斗(写真:スポーツ報知/アフロ)
  • 広島東洋カープの本拠地・MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島
  • 広島・小園海斗(写真:スポーツ報知/アフロ)

リーグトップの得点圏打率、勝負強さ光る

   小園は今季、138試合出場で打率.309、3本塁打、47打点、12盗塁をマーク。自身初タイトルとなる首位打者と最高出塁率(.413)の2冠を獲得し、リーグトップの得点圏打率.413と勝負強さが光った。

   推定年俸9000万円からの大幅アップが見込まれる中で越年になる動きについて、広島を取材するテレビ関係者が推測する。

「1軍のレギュラーで活躍する小園クラスの選手であれば、球団と何度も下交渉を行っている。その中で球団の提示額と小園の希望額に差がある可能性が高い。チームが5位に低迷しましたが、今年の活躍ぶりを考えると年俸2億円でも高く感じません。本職は遊撃ですが、チーム事情で二塁、三塁、遊撃と3つのポジションを守っている。1つのポジションに固定したらゴールデングラブ、ベストナインも受賞していたと思います。資金力は各球団によって違いますが、活躍した時に昇給の上げ幅が小さいとFA権を行使した際に他球団に流出する恐れがあります」

   他球団の今オフの契約更改を見ると、リーグ制覇の原動力になった阪神・中野拓夢が今季の1億4500万円から倍増以上の推定年俸3億円でサイン。最多安打のタイトルを獲得した中日・岡林勇希も7000万円から2倍を超える推定年俸1億5000万円でサインしている。

   小園は球団と交渉の末に、どのような着地点を迎えるか。チームの顔であり、来年開催されるWBCでも侍ジャパンの中心選手として期待される。スッキリした形で契約更改することを願うばかりだ。

(中町顕吾)

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