東宝演劇部の公式Xアカウントが2025年12月20日、舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』での危険行為をめぐる注意喚起のコメントを発表した。
「舞台上へのお花の投げ込みがございました」
『キャッシュ・オン・デリバリー』は、マイケル・クーニー作の名作喜劇だ。妻にリストラされたことを隠し、社会保障手当を不正受給して生計を立てる男、エリック・スワンと、そのバディのノーマン・バセットをめぐるドタバタ劇を描く。
主演はロックバンド・King Gnuの井口理さんが主演のエリック役を務め、エリックのバディ、ノーマン役は俳優の矢本悠馬さん、エリックの妻は山崎紘菜さんが演じる。
東京公演は、12月5日から21日まで東急歌舞伎町タワー(東京都新宿区)にあるTHEATER MILANO-Zaで上演。26年1月8日からはCOOL JAPAN PARK OSAKA(大阪市中央区)で上演される予定だ。
東宝演劇部公式Xアカウントは昼公演終了後の20日15時過ぎ、【お客様へのお願い】として注意喚起を投稿した。
「本日の『キャッシュ・オン・デリバリー』カーテンコールにて、舞台上へのお花の投げ込みがございました」とした上で、「お気持ちは大変ありがたいのですが、思わぬ事故につながる恐れがございます」。
「舞台上への物の投げ込みはお控えいただきますよう、ご理解とご協力をお願いいたします」と呼びかけた。
「客席から舞台へ花投げるとか初めて聞いたww」
投稿には、「観劇した時、着信音が鳴る、公演中話し声が聞こえるとかのマナーの悪さ感じたけど、花投げ込むってなに?」「初めて観劇に来た感じの人が多い公演だったけど...ビックリ そのキャスト、呼ばれなくなっちゃうよ...」など、困惑の声が上がった。
舞台の演目によっては、かつてカーテンコールの際、出演者が客席に花束を投げる演出がとられたこともある。一方で、客が舞台に花を投げ込む文化は日本にはほぼ見られない。
「昔のレミゼとかは舞台から客席へお花投げ入れってのはあったけど客席から舞台へ花投げるとか初めて聞いたww フィギュアかなんかと思ってんのか? こんな注意を出さないといけないとはモラル低下というべきなのか常識がないのか...」「実際観に行った事はないけどフィギュアスケートはそういうの見掛けるからそのテンションだったのかなぁ...」などとする声もある。
【お客様へのお願い】
— 東宝演劇部 (@toho_stage) December 20, 2025
本日の『キャッシュ・オン・デリバリー』カーテンコールにて、舞台上へのお花の投げ込みがございました。
お気持ちは大変ありがたいのですが、思わぬ事故につながる恐れがございます。
舞台上への物の投げ込みはお控えいただきますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。…