「酒のツマミになる話」最終回、大悟がお題 「一番笑った」のは芸人の笑いではなかった

   出演者が普段気になっていることや自身の失敗談などお酒を飲みながら本音をやりとりするトークバラエティー番組「酒のツマミになる話」(フジテレビ系)は2025年12月19日の最終回、4年9か月の総決算として「最終回だから未公開トーク全部出しますSP」と題して今まで放送されなかったシーンも放送された。

  • 「酒のツマミになる話」は、お酒を飲みながら展開するトークが人気だった(写真はイメージ)
    「酒のツマミになる話」は、お酒を飲みながら展開するトークが人気だった(写真はイメージ)
  • オナラをめぐるエピソードが大ウケだったそうだ(写真はイメージ)
    オナラをめぐるエピソードが大ウケだったそうだ(写真はイメージ)
  • 「酒のツマミになる話」は、お酒を飲みながら展開するトークが人気だった(写真はイメージ)
  • オナラをめぐるエピソードが大ウケだったそうだ(写真はイメージ)

扇風機の羽根が外れて回転しながら宙に飛んで行った

   司会の大悟さんが出した話題は「子どもの頃から(今まで)人生で一番笑ったことは」。大悟さんは「芸人やからとかテレビに出てるからという感覚じゃなくていい。全然しょうもないことでもいい」と説明して自身の体験を語り始めた。

   「ほんまに人生で一番笑ったのは小学生の頃に家族で夏にテレビを見ていた」と切り出した。大悟さんの母親がオナラをして家族が「くさい」と騒いだ。父親がそばにあった扇風機をいきなりつかんで母親の方に向けたら、扇風機の羽根が外れて回転しながら宙に飛んでいったハプニングを紹介する。大悟さんは思い出したように「(笑いのきっかけが)おかあ(のオナラ)やし、何か家族全員が笑って、一番リラックスしている時やし、みたいな」と腹を抱えて話した。

「結局『一番笑ったのは何?』となると意外とそんなやつ」

   それを聞いた小峠英二さん。「それで言うと一個思い出した」と小学校5年生の時の学校であった同級生の失敗談を披露した。「今まで1回も思い出したことがなかったのに、メチャクチャ面白かった」。それを聞いて大悟さんは「キングオブコントの審査する人でも、結局『一番笑ったのは何?』となると意外とそんなやつ」と話した。

   ロングコートダディの兎さんは、小学5年の時に友達の家に遊びに行った時の友達の母親に起きたハプニング、相方の堂前通さんは保育園の先生の話など、エピソードが次々に披露された。お笑いのプロたちが一番笑った話として紹介したのは、テレビのお笑い番組や芸人同士から受けた笑いではなく、家族や友達やその家族との何気ないやりとりから生まれた笑いだった。ペーソスもまじった「ツマミになる話」で218回最終回の放送を終了した。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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