2025年12月21日に放送された「M-1グランプリ2025」決勝戦(ABCテレビ、テレビ朝日系)の審査員を務めたお笑いコンビ「笑い飯」の哲夫さんが、出場した「めぞん」に、「お二人の立ち姿がすごく美しくて、M-1のトロフィーのように見えた」と話す場面があった。これが、18年に優勝した「霜降り明星」が当時審査員だった「ダウンタウン」の松本人志さんからかけられた言葉と同じだとして、SNSで注目を集めている。哲夫さんと「霜降り明星」の粗品さんは、女芸人No.1決定戦「THEW」の審査をめぐり、ラジオやYouTube動画でお互いを非難する「場外戦」を繰り広げたことが注目を集めていた。「ネットニュース僕のことしか書いていない」12月13日に行われた「THEW」の決勝戦は、粗品さんの辛口な審査コメントが注を目集め、盛り上がりを見せた。一方で、哲夫さんが17日放送のラジオ番組「赤maru」(FM大阪)で、粗品さんがコメントを話す時間が長すぎたと話していたことが報じられ話題に。これを受け、粗品さんは19日に自身のYouTubeチャンネルに「笑い飯哲夫さんへ。」と題した約51分の動画を公開した。粗品さんは哲夫さんを「大好き」としたうえで、「哲夫さんあなた、大した審査コメントしてはらなかったじゃないですか」「僕の審査コメント時間を30秒渡したとして、どうなってました?」などと非難した。その3日後に行われたM-1グランプリでは、審査員紹介の際に司会の今田耕司さんが哲夫さんの紹介を飛ばすと、哲夫さんが自身を指差し「今注目の人や!」とツッコミを入れる場面も。哲夫さんは「ネットニュース僕のことしか書いていない」とし、「注目されるべきは僕なんかじゃなくて、ネタ、ネタをされる方なんでね」と話した。さらに、「粗品には電話して聞いておきました。(スーパーマラドーナの)武智と(とろサーモンの)久保田がなんか言ってたんか?って言ったら『いや、違います』って言われました」とボケつつ、粗品さんの名前も出した。哲夫さんがめぞんに「M-1のトロフィーのように」2番目にネタを披露した「めぞん」の点数発表後に初めてコメントを求められた哲夫さんは、「お二人の立ち姿がすごく美しくて、M-1のトロフィーのように見えたんですよね」と、漫才の内容ではなく立ち姿に触れ、直後に「あ、なんかすみません変な感じになって」と話した。今田さんが「いいんですよ、そこ(ビジュアルの感想)から入りたかったんですもんね」とフォローすると、哲夫さんは「プレッシャーも何もないですよ」と言い、漫才の内容のコメントに入った。実は、これは18年のM-1グランプリで霜降り明星が、当時審査員を務めていた松本さんから言われた言葉と同じだった。当時、霜降り明星が1本目のネタを披露した後、松本さんは「もしかしたら優勝する可能性は(ある)」と評価し、続けて「トロフィーのシルエットが2人のまんま」と話して、笑いを誘っていた。この年、霜降り明星は優勝している。Xでは、哲夫さんの発言はこの霜降り明星に対する松本さんのコメントを意識して発言したのではないかとして、「粗品を意識させようとしたのかなと思った」「松本さんが霜降り明星に言ったやつですよ哲夫さん?もしやわざと?」「よくぶっ込んだなとは思った」「誰も拾えんかったん勿体無いなぁ」「霜降り明星意識してるやろwwwwww」といった声が寄せられている。M-1グランプリ2025は、お笑いコンビ「たくろう」が優勝。めぞんは10位の結果になった。
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