韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は2025年12月22日、大リーグのシカゴ・ホワイトソックスに入団した村上宗隆外野手(25)の特集記事を組み、韓国出身ソン・ソンムン内野手(29)との契約内容を比較し、「日本最高の打者はなぜ2年契約だったのか」と疑問を投げかけた。米メディアは1億ドル以上の大型契約を予想村上は今オフ、ポスティングシステムを利用してヤクルトから大リーグ挑戦を表明。米メディアによると、複数球団による争奪戦となり、契約は5年から6年の長期で、1億ドル以上(約157億円)の大型契約が見込まれていた。ホワイトソックスとの契約は、米メディアの予想を大きく下回り、2年総額3400万ドル(約53億7000万円)だった。一方のソンは今オフ、韓国プロ野球(KBO)リーグからポスティングシステムを利用してサンディエゴ・パドレスに入団した。米メディアによると、パドレスと4年総額1500万ドル(約23億5500万円)の契約を結んだ。インセンティブ面では、新人王のタイトル獲得や、MVP投票でトップ5入りすれば、年俸がアップする契約だという。村上とソンは、同じサードのポジションで、ともに左打ちということもあり、韓国メディアは当初から村上の去就に注目していた。両者の自国リーグでの実績は、最年少で3冠王となった村上の方が上で、ソンは今シーズン、打率.315、26本塁打、90打点だった。「スポーツ朝鮮」は「ソン・ソンムンは4年なのに...『列島の誇り』日本最高の打者はなぜわずか2年なのか」とのタイトルで記事化した。「ソンより知名度の高い村上が短期契約を結んだことに疑問」記事では「村上宗隆の契約内容がやや残念だ。わずか2年しか保証されなかった。ソン・ソンムンがパドレスから4年契約を勝ち取ったのに、ソン・ソンムンより知名度の高い村上宗隆が短期契約を結んだことで疑問が湧く。『総額1億ドル説』で話題を集めたのとは対照的に、控えめな金額にサインした」と解説した。「スターニュース」(ウェブ版)は「日本野球の歴史を塗り替えたのに、わずか2年契約とは何事か...」とのタイトルで記事を展開した。記事では「村上宗隆は、なぜこのような評価を受けることになったのか」と書き出し、その理由について、次のように分析した。「一部では、先に大リーグに進出した吉田正尚の影響だという声も上がっている。吉田はNPB7シーズンで通算打率.327、133本塁打、474打点、OPS.960という優れた成績を残した。173センチの小さな体格ながら20本塁打以上を放つギャップパワーを見せた。さらに優れた選球眼も兼ね備えていた彼は、好条件でボストン・レッドソックスと契約を結んだ。しかし、大リーグでの活躍は期待ほどではなかった」念願の大リーグに飛び込んだ村上。背番号は「5」に決定し、米メディアによると、ポジションは、ヤクルト時代はサードで起用されていたが、ホワイトソックスではファーストの可能性が高いという。
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