2025年12月21日に放送された「M-1グランプリ2025」決勝戦(ABCテレビ、テレビ朝日系)で優勝したお笑いコンビ・たくろうの赤木裕さんが23日、母校への感謝をXにつづった。
「えー......KSD、京都ぉー産業ぅー大学ぅー!」
たくろうはファーストラウンドで「リングアナ」のネタを披露し861点を獲得。2位で最終決戦に臨んだ。最終決戦ではトリとなる3番目でビバリーヒルズでの暮らしをテーマとしたネタを披露し、9人の審査員のうち8票を獲得して優勝した。
赤木さんの母校である「京都産業大学」について触れたのは、リングアナをテーマとした1本目のネタ中でのことだった。
相方のきむらバンドさんによる「リングアナになりたい」というリクエストに応えて練習をするという掛け合い漫才で、リングアナさながらにアナウンスをするきむらさんに続き、不慣れな赤木さんが「それらしい」肩書きや略称に、ひと言コメントを添えるという形式でネタが進む。
ネタの中盤、きむらさんが「IBF、ライトフライ級王者」とした後、赤木さんは「えー......KSD、京都ぉー産業ぅー大学ぅー!」と声を張り上げた。
「今日から本学は『京都で・すごい・大学(KSD)』を自称いたします」
京都産業大学は22日、「【祝・M-1制覇】たくろう 赤木裕さん(本学卒業生)へ」として、学長の在間敬子氏によるコメントを発表した。
「M-1グランプリ2025優勝、誠におめでとうございます!」と祝福した上で、「決勝の舞台で『KSD』の名が呼ばれた瞬間、学生、OB、教職員一同、一瞬だけ耳を疑いましたが(笑)、それ以上に大きな笑いと感動をいただきました」
京都産業大学の英称は正しくは「KSU(Kyoto Sangyo University)」であり、「Daigaku」とした「KSD」は誤りだという。
しかし、「本来、本学は『KSU』ですが、今日から本学は『京都で・すごい・大学(KSD)』を自称いたします」と寛大なアピールも。
「最高の『むすび』をありがとうございました。これからの更なる飛躍を期待しています!」とし、「京都産業大学(KSU、時々KSD)」と、ユーモアたっぷりの署名を添えた。カバー画像は、「U」を「D」に差し替えた大学のロゴになっていた。
赤木さんは23日、大学によるコメントを引用し、「KSUなのにKSDと言ってしまってすみません!!」と謝罪。
「ほんとに京都産業大学のおかげで優勝できました!! ありがとうございました!! あったか大学!!!」と感謝をつづった。
赤木さんの投稿には、「柔軟性のある心優しい学長がいる大学だ 」「めっちゃほっこり センスある学長 優勝おめでとうござます 」「ここで正解のKSUやったら一瞬考える間『あ、大学やからUか』てなるからDってのが一瞬で笑えて最高でした! 正論とかそんなんいらん空間のただ、ただ泣きながら笑えて今年の嫌なこと吹っ飛んだ瞬間でした 」といった声が寄せられている。
KSUなのにKSDと言ってしまってすみません!!
— たくろう 赤木 (@takuroakagi) December 22, 2025
ほんとに京都産業大学のおかげで優勝できました!!
ありがとうございました!!
あったか大学!!!https://t.co/G4T7SABn2i