万博「2億円トイレ」、移設に手挙げる自治体現れるも...建築士困惑「手続き上の制約」で「極めて難しい」

「手続き上難しいという理由だけで解体・廃棄されていく」

   大阪府河内長野市長の西野修平氏は米澤氏の投稿を引用し、「2億円トイレ、もし、万博会場に残せないなら、うちで引き取らせていただけませんか?」とコメント。開発中の公園のトイレとしてリユースしたい意向を示した。

   米澤氏は25日、西野氏の投稿を引用した上で、トイレ5をめぐる問題点を指摘。

「2億円トイレについて、このように『欲しい』と手を挙げてくださる方が実際にいらっしゃるにもかかわらず、手続き上難しいという理由だけで解体・廃棄されていく--それで本当に良いのでしょうか。これは、大阪・関西万博のテーマである『いのち輝く未来社会のデザイン』と、どこかで矛盾してはいないでしょうか」

   現状では実現が難しいとしつつ、「たとえ本件が叶わなかったとしても、これからの社会のあり方や、制度と運用の関係を考える礎になれば」とつづった。

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