韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)が2025年12月25日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する韓国出身キム・ヘソン内野手(26)の特集記事を公開し、再びトレード説が浮上したことに困惑した。「ドジャースはオールスター2塁手を獲得すべき」記事によると、米スポーツメディア「クラッチポインツ」(ウェブ版)が、ドジャースとニューヨーク・ヤンキースとの間で、交換トレードが行われる可能性に言及した。ヤンキースは、セカンドを守るジャズ・チゾム・ジュニア内野手(27)をトレードに出す意向があるとし、ドジャースにとって最適な選手だと指摘。交換トレードが実現すれば、1対3のトレードになると予想し、ドジャース3人のうちのひとりがキムになるとした。ジャズ・チゾム・ジュニアは「走・攻・守」揃った選手で、今シーズンは130試合に出場し、打率.242、31本塁打、80打点、31盗塁を記録した。出塁率と長打率を合わせたOPSは.813だった。ドジャースの内野手高齢化に伴い、今オフ、複数の米メディアでドジャースのトレードが話題になっている。そのたびに、トレード要員としてキムの名が挙がっている。ユーティリティプレイヤーで、スター選手が集うドジャースの中では年俸が低いことから、魅力的なトレード要員だという。再び浮上したトレード説に対し、「OSEN」は「キム・ヘソンまたトレード説、今度はヤンキースか...」などのタイトルで記事化した。記事では「ドジャースがキム・ヘソンをトレードカードとして活用し、トレード市場に出たオールスター2塁手を獲得すべきだという主張が提起された。ヤンキースは『30本塁打・30盗塁』を記録した2塁手ジャズ・チゾム・ジュニアをトレードする意向があるという。ドジャース内野の弱点を埋める適格者だ」と報じた。キムは3年総額19億4500万円で契約キムは昨オフ、韓国プロ野球(KBO)リーグからポスティングシステムを利用してドジャースに移籍。米メディアによると、3年総額1250万ドル(約19億4500万円)の契約を結び、その後の28年と29年については、球団がオプション権を保有するという。米国1年目の今シーズンは、マイナーで開幕を迎え、5月に大リーグに昇格した。ライバルとの激しい競争の中、71試合に出場し、打率.280、3本塁打、17打点、13盗塁を記録。守備では、ユーティリティプレイヤーとして、セカンド、ショート、センターのポジションをこなし、チームに貢献した。ポストシーズンでは、全シリーズでロースター(出場登録選手枠)入りを果たし、ワールドシリーズ(WS)にも出場。WS第7戦では、延長11回からセカンドの守備に入り、WS2連覇達成の瞬間をグラウンドで迎えた。今シーズンの全日程を終え、11月6日に韓国に帰国したキム。来シーズンもドジャースのユニホームを着てプレーするのか。今オフの動向に注目が集まる。
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