サウジ進出の井上尚弥、「ピカソ戦は中谷戦の前の時間つぶし」 米メディアはバッサリ...無敗挑戦者「実力」疑問視

「こんな夜は何も生み出さない」

   同メディアは、ピカソを「無敗だが実績に乏しい選手」と評し、こう続けた。

   「ピカソは見た目こそ完璧だ。背の高い(1階級上の)フェザー級の体格、整ったパンチ、まずまずのリングIQ。だが、彼のキャリアに、井上のリズムやタイミングを制御できる瞬間はない。井上にリスクがあるとすれば、ベテラン選手が陥りがちなペース配分と退屈さだ」

   そして、最後に「こんな夜は何も生み出さない。名誉に見せかけた金儲けと調整に過ぎない」とバッサリ切り捨てた。

   すでにサウジアラビア入りしている井上は、25日に現地で会見に臨んだ。スポーツ紙によると、井上は「このベルトがメキシコに帰ることは100%ない。ピカソ戦は、このスーパーバンタムで戦う上で必要な試合だと認識しているので戦います」などと意気込みを語ったという。

   なお、井上の前座には、26年5月に対戦が予定されている中谷が登場し、WBC世界スーパーバンタム級10位セバスチャン・エルナンデス(メキシコ、25)と対戦する。

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