侍ジャパンの井端弘和監督が2026年3月に開催されるWBCの出場メンバー8選手を、25年12月26日に発表した。
村上宗隆、岡本和真はWBCに出場するか?
すでに出場を表明した大谷翔平(ドジャース)を含む8投手がメンバーに選出された。大谷以外でメジャー組からは菊池雄星(エンゼルス)、松井裕樹投手(パイレーツ)が選出された。NPB組からは伊藤大海(日本ハム)、種市篤暉(ロッテ)、平良海馬(西武)、大勢(巨人)、石井大智(阪神)がメンバー入りした。
菊池、平良、種市はWBCに初出場となるが実績を考えると、驚きはないだろう。今回は投手のみの発表となったが、井端監督が選考に頭を悩ませるのは野手陣だろう。
ホワイトソックスへの入団が発表された村上宗隆と、巨人からメジャー挑戦する岡本和真がWBCに出場できるなら、一、三塁が埋まる。そこで、スタメンでの起用法が難しくなる強打者が佐藤輝明(阪神)だ。
佐藤は今年、40本塁打&102打点で自身初の2冠王に輝き、三塁の守備でもゴールデングラブ賞を受賞。そんな日本球界を代表する長距離砲は三塁以外に外野も守れるが、両翼は鈴木誠也(カブス)、吉田正尚(レッドソックス)、近藤健介(ソフトバンク)が選出される可能性も。指名打者は大谷で確定しているとすれば、ポジションが埋まっている状況だ。
「佐藤を三塁で起用し、村上を控えに回す選択肢があり得るが、前回のWBCで主軸を担いましたし、国際試合での実績を考えると村上をスタメンで起用するでしょう。阪神は投打で能力の高い選手が多い。1球団から代表メンバーを大量選出するわけにはいかないので、ポジションとの兼ね合いで佐藤が選出から漏れる可能性があります」(スポーツ紙デスク)
メジャーからも注目度が高い佐藤だが、果たして――。
(中町顕吾)