氷川きよし+KIINA.さんが2025年12月30日放送の「人生最高レストラン 2025年末特大号」(TBS系)に特別ゲストとして出演、改名の意図や1年8か月にわたる休養の舞台裏を明かした。特設スタジオに入ってきた氷川さんは自身の名前について「以前名乗っていたKIIと、自分らしく生きていこうという意味もこめてNaturalのNaをつけた」と説明すると、MCの加藤浩次さんは「じゃあ、きぃちゃんと呼ぼう」と。
「本当の自分を殺して『氷川きよし』に徹した」
氷川さんは00年に「箱根八里の半次郎」でデビュー、レコード大賞最優秀新人賞を受賞し、その年のNHK紅白歌合戦にも出場するなど、一気にスターダムにあがった。当時の様子を加藤さんが「覚えているのは、きぃちゃんがすごいキョトンとしているイメージがある」と話す。氷川さんは「そうそう、そんなに簡単に売れるとは思っていなかったから。決められたことに従っているうちにどんどん周りの人たちが『演歌界のプリンス』と言い出して」と激変する自身の環境を振り返り、「本当の自分を殺して『氷川きよし』に徹してやろうと決めた」と当時の思いを語った。
加藤さんはうなずきながら聞いていて「言葉にすると、どういうものだったの?」と聞いた。氷川さんは「歌の中の主人公に近い人。しゃべると歌の世界が崩れるので、自分を出さないようにしていた。(受け答えも)『はい』と『いいえ』しか言わなかった」と苦しい胸の内を明かした。加藤さんは「え~っ、俺、それつらいわ」とため息。氷川さんは「つらい?」と過去の自分と重ねるように言葉を返した。